乳頭肥大
乳頭肥大とは、乳首が大きくなる状態をいいます。産後や授乳後に乳頭肥大をきたす症例が多く認められます。乳頭が肥大すると、バストと乳首のバランスが崩れ、劣化したイメージに見えるので、治療を希望される方が多くいらっしゃいます。人に胸を見せられない、温泉やお風呂で恥ずかしい、前の胸に戻りたいなどの理由から乳頭肥大の治療を希望される方が多くいらっしゃいます。
産後の乳頭肥大
産後、乳頭肥大を認めることが多くあります。子供の数が多く、長期に授乳した例で乳頭肥大を認めることが多いようです。出産直後は気にならなかったのに、数年して気になり始める方もいらっしゃいます。気になり始めると、どうしても治療したいという気持ちになり、居ても立っても居られないというケースもあります。
未婚女性の乳頭肥大
未婚の方でも乳頭が肥大する場合があります。乳首が大きいと遊んでいるイメージが強くなり、嫌がる方が多いようです。人に胸を見せられない、彼氏を作れない、恋愛に積極的になれない、温泉に行けないなどの理由から乳頭肥大の治療を希望されます。未婚の場合は、将来の出産や授乳のために、乳管を温存して、授乳機能を損なわないようにすることが重要になります。
乳頭肥大の治療
乳頭肥大は、メスを使う治療になります。注射などのプチ整形で簡単に治療することはできません。切開縫合を伴いますので、手術後は抜糸などのために通院が必要になります。通院が不要な方法もありますが、美容的観点から考えると、通院していただく法が、傷は目立たなくなります。
乳頭肥大の手術方法
乳管温存法
乳管を温存して、術後も授乳機能を維持する方法です。未婚の方は、症例の出産のことを考慮し乳管を温存する必要があります。手術がやや煩雑になることから、行っていない施設もあります。肥大の修正を行う場合には問い合わせが必要になります。
乳頭変形修正
乳頭の変形が強い場合、できるだけ丸くするために変形の修正が必要になります。丸く形を整えることで、劣化した乳首がイメージアップします。
乳頭下垂修正
乳頭が引き伸ばされ下垂している場合には、下垂修正が必要になります。乳首が垂れていると、バスト全体が老けた印象になりますが、下垂修正を行うことで、バストの若返りが期待できます。
乳頭肥大治療の適応
- 乳頭が肥大している。
- 乳頭の肥大によりバストが劣化して見える。
- 乳房と乳首のバランスが悪い。
- 乳首の変形が強い。
乳頭肥大治療のメリット、デメリットやリスク
乳頭肥大治療のメリット
- バストと乳首のバランスが取れて美しくなります。
- バスト全体が綺麗になります。
- 乳首が小さくなり、お風呂などで恥ずかしさがなくなります。
- 胸の劣化したイメージが無くなります。
乳頭肥大治療のリスクやデメリット(稀なものを含む)
- 内出血を認めることがあります。
- 細菌感染を認める場合があります。
- 乳首や乳輪周囲に知覚障害を認めることがあります。
- 傷が目立つことがあります。
- 傷の引きつりが生じることがあります。
- 乳首の大きさに左右差を生じることがあります。
乳頭肥大治療ビフォーアフター症例写真
41歳、既婚。乳頭肥大
症例経過:お子さんが3人いて、3人とも母乳で育てたという症例です。授乳後、乳頭が肥大してしまったので修正を希望して仙台中央クリニックを受診していただきました。診察したところ、乳頭は大きく肥大し、引き伸ばされて下垂していました。バスト全体が劣化して老けて見えました。乳頭の肥大を修正して、バスト全体を若返らせました。
症例解説:母乳で子供を育てた場合、乳首が大きくなり変形することが多々あります。ある程度は致し方ありませんが、肥大の程度が大きくバストが劣化すると女性を失ったような気持になり落ち込むことがあります。このような場合には、乳頭肥大の修正が有益です。乳頭が綺麗になりバスト全体が若返ります。乳頭肥大の修正は傷が目立つリスクやデメリットを認めることがあります。術前に十分説明を受けてください。
40歳、既婚。乳頭肥大
症例経過:お子さんを母乳で育てた症例です。断乳が遅れたこともあり、授乳後、乳頭が肥大してしまいました。授乳後から肥大していることに気づいていましたが、さほど気になりませんでした。しかし年月が経過するにつれて徐々に肥大していることが気になるようになり、インターネット検索により首都圏から仙台中央クリニックを受診していただきました。診察したところ、乳頭が大きく肥大し下垂していました。バストは収縮して、全体的に劣化して見えました。バストの若返りを目指して、乳頭肥大修正を行いました。乳首は小さくなり、胸は若返りました。
症例解説:乳頭が肥大すると直後は気にならなかったものの、徐々に気になるようになり、修正を希望される方がいらっしゃいます。美容的に気になるようであれば、長期間経過していても治療をお引き受けしています。肥大が解消されるとバストが若返るために、以前の自分に戻ることができます。乳頭肥大の修正は、傷の引き連れが起こるリスクやデメリットを認めることがあります。術前に十分説明を受けてください。
53歳、既婚。乳頭肥大
症例経過:出産して授乳後、乳頭が肥大した症例です。子供が手を離れ、友人から旅行や温泉に誘われるものの乳首の変形が強く、恥ずかしいので、断っていました。徐々に、美容整形で治るなら治療したいという気持ちになり、仙台中央クリニックを受診していただきました。診察したところ、乳首は肥大して、皮膚が伸びて下垂していました。乳首の肥大と下垂を修正しバストを若返らせました。
症例解説:子育てが一段落すると、温泉や旅行に誘われることが増えてきます。乳頭が大きく、人に見せられないので断っているという方が多くいらっしゃいます。乳頭肥大を修正することにより、バストが若返り綺麗な胸になります。乳頭肥大の修正は、乳首の大きさに左右差を生じるリスクやデメリットを認めることがあいます。術前に十分説明を受けてください。