腕のたるみ
腕のたるみが気になると、多くのご相談をいただいています。腕のたるみが目立ち、半袖やノースリーブが着られない、二の腕が脇の下に擦れて不快になるということで、治療を希望される方がいらっしゃいます。
ダイエットによるたるみ取り
腕のたるみは、老化や運動不足により、筋肉が落ちると、その部分が脂肪と入れ替わることにより生じます。皮膚が伸びて下垂しているために、ダイエットしても容易には改善されません。無理なダイエットを行うと、却って皮膚が下垂し、たるみがひどくなることもあります。
腕のたるみを脂肪吸引により改善させる
腕のたるみに対して、脂肪吸引は有効な治療です。皮下に蓄積された脂肪を除去し、更に皮膚を収縮させ、吊り上げることで、腕のたるみが改善します。腕が細く見えるので老化した体型が若返ります。
皮下浅層の脂肪を吸引する
脂肪吸引においては、皮下浅層の脂肪を除去することが重要になります。皮下深層の脂肪を吸引すると、たるみ部分の重力が増すため、たるみが強くなることがあるので注意が必要です。皮下浅層の脂肪吸引で皮弁の重さを軽くして、吊り上げ易くし、皮下の真皮細胞に刺激を与え、皮膚の収縮を促すことが重要です。術前に十分検討することが必要です。
腕のたるみ取り治療のデメリットやリスク(稀なものを含む)
- 腫れが続くことがあります。
- 内出血や血腫を認めることがあります。
- 細菌感染を伴うことがあります。
- 脂肪塞栓を生じることがあります。
- 皮膚のツッパリや引き攣れを認めることがあります。
- 皮膚の壊死を認めることがあります。
腕のたるみビフォーアフター症例写真
26歳、女性。腕のたるみ、腕のたるみ取り手術
症例経過:学生時代はスポーツをしていて、スッキリした腕をしていたという症例です。スポーツをやめた後、腕の皮膚がたるんで、見っともなくて半袖が着られないということで御相談いただきました。診察したところ、二の腕の皮下に脂肪が貯留し、皮膚が下垂している状態でした。腕の脂肪吸引を行い、たるんでいる皮膚を吊り上げました。たるみがなくなり腕も細くなりました。
症例解説:スポーツを止めると、筋肉がなくなり、その部位に脂肪が貯留することはよく見られる現象です。特に二の腕は脂肪が蓄積し、皮膚がたるむことが多く、腕を出せないと御相談いただいています。皮膚のたるみは、自己努力で改善することはほとんど不可能で、むしろダイエットすることにより、たるみが強くなることもあります。このような腕のたるみを起こした場合は、脂肪吸引が適応になります。二の腕の脂肪を除去し、皮膚をリフトアップすることにより、たるみが改善します。腕も細くなり若返ることが出来ます。腕のたるみ取り手術は、皮膚のツッパリや引き攣れをなどのデメリットやリスクを認めることがあります。効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。術前に十分な説明を受けてください。