豊胸手術、脂肪吸引TOP >> へその形を綺麗にする
生まれる前の胎児は臍帯で母体と繋がっています。出産時に臍帯は、切断され、母体と離れます。その後、臍帯は徐々に小さくなり、腹膜や瘢痕組織に覆われて、窪んだ状態で定着するとへそが出来上がります。通常、へそは、窪んでいて、臍窩と呼ばれる窪みになっています。飛び出したり、横に広がって変形したりしている場合、へその形が悪く、美容的に問題があるために、美容整形を希望される方がいらっしゃいます。
出産後の臍窩が形成される際、陥凹が浅くなって、余った皮膚が飛び出してしまった状態を先天的へそ突出症といいます。また、年齢と共に、体重変化や腹圧等で、へそを覆っている瘢痕組織と皮膚が押し出されてしまった状態を後天的へそ突出症と言います。先天的へそ突出症は、サイズが大きく、重症である為に、生下時または幼少時に外科や小児外科で治療を受けることがほとんどです。美容外科的な分野で扱う症例の多くは、後天的へそ突出症です。
本来は凹んでいて、臍窩を形成している部分の皮膚が飛び出している状態を、でべそ、へそ突出症と言います。皮膚だけでなく、腸と腹膜が腹壁を超えて、飛び出している状態を、へそヘルニアと言います。原因に沿った治療を行うことにより、綺麗なへそ形成ができます。
でべそ、へそ突出症の治療は、へそを覆っている皮膚を切開して、余分な皮膚と皮膚の下にある瘢痕組織を除去します。へその皮膚を腹壁に固定して、深く細い臍窩を形成する事で、へその形が綺麗になります。
後天的なへそヘルニアは、太りすぎや妊娠による腹圧の上昇、繰り返す咳やしつこい便秘で、腹直筋に隙間が生じる事により起こります。臍窩部分の筋肉は、他の部位と比較すると薄く弱いために、強い腹圧に耐えられなくなり、腹腔内の腸管や腹膜が押し出されてへそヘルニアとなります。筋肉自体の変性が原因であるため、後天的なへそヘルニアは自然に完治する事はありません。重症化すると腸の絞扼が起こり、壊死して腸破裂や腸膜炎を引き起こす可能性があるので、早急な治療が必要です。
へそヘルニアは、腹直筋に穴が開いて、穴の隙間から腸や腹膜が飛び出している状態です。そのため、この臍窩の瘢痕組織を除去した後、腹直筋の穴を塞ぎ、再度飛び出さない様にする処置が必要になります。皮膚を腹壁に深く固定し、十分な深さを持つ臍窩を作ることで美容面で改善が得られます。
縦長で細い臍が、へその理想形と考えられており、綺麗に見えます。固く厚みがある瘢痕組織を切除し、切開線を縦方向にデザインすることにより、綺麗な形を形成します。
へそ治療は、多くの場合局所麻酔を用いて行い施術時の痛みはありません。どうしても痛みが苦手で、局所麻酔をするときの痛みも我慢できないという場合は、無痛麻酔により痛み無く治療を行うことが出来ます。施術後麻酔が切れた際に痛みを生じるケースがありますが、処方した痛み止めを服用いただく事で痛みは融和されます。
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